初めて雀荘へ行くアナタへ、雀荘のルール解説

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最近では、麻雀の団体戦

【Mリーグ】

がAbemaTVで開催されていることもあり、麻雀の人気が再燃しつつあります。
Mリーグがきっかけで麻雀のゲームを始められた方も非常に多いと聞きます。

そんななか、そろそろ本物の牌を触ってみたい、リアルにヒリつきたいと思って雀荘に行こうか迷っている方。
今回は、そんなアナタに読んでもらいたい雀荘の最低限度の基礎知識と、雀荘のマナーをお伝えします。

第1章フリーとセットの違い

まず、あなたが一人で雀荘に行くのか、それとも友人や職場などの仲間を集めて4人(三人麻雀なら3人)で行くのかによって話が大きく変わります。
一人で雀荘に行き、知らない人達と麻雀をする場合、これを

【フリー麻雀】

と呼びます。
対称に、仲間うちのみで麻雀をする場合、これを

【セット麻雀】

と呼びます。
セット麻雀は、麻雀卓を借りる料金、通称

【場代】

のみを支払えば、あとは自分たちで好き放題できますので、細かいルールや雀荘のマナーを覚える必要はありません。
セット麻雀をしたい場合は、事前に行きたい雀荘に電話して、

「〇〇時からセットで予約したいです」

と言えばＯＫです。
場代が気になる場合は、電話で聞いてみてください。

大抵1時間500円/人前後で、フリードリンクが付いていますよ。
さて、あなたがフリー麻雀をしたい場合は、次の章以降をよく読んでから行くことをおススメします。

第2章所持金はいくら持っていけばいいの？

最初に知っておいてもらいたいのは、

【ほぼ全てのフリー麻雀ではお金を賭けている】

ということです。
掛け金のレートはお店のルールで決められていて、大抵の場合は

【点5】

もしくは

【点ピン】

となっています。

【点5】とは

【1000点50円】

のことで、

【点ピン】とは

【1000点100円】

を指します。
初めての場合は、できれば低レートが良いですよね。

しかし、当然お店は大袈裟に賭け麻雀を行っていることは公表できません。
お店のレートを事前に知りたい場合は、ネットで検索をするか、行ったことのある知人に聞くなどして、情報収集をしてください。

ただし後述しますが、初見のお店の場合は、対局前に必ず店員さんがレートも含めルール説明をしてくれるので、それを聞いてから判断してもOKです。
さて、ここからは勝ち負けの金額の計算方法について説明します。

麻雀の持ち点は25000点持ちからスタートです。
例えば、あなたがフリー麻雀を1半荘終え、最終的な持ち点が30000点で2着だったとします。

この場合、素点が5000点のプラスとなりますね。
実際はこれに順位点、通称

【ウマ】

が加算されます。

【ウマ】とは、最終的な着順によって点数を加算もしくは減算するシステムです。
ウマもお店のルールで様々ですが、大抵の場合は

【ワン・ツー】

となっています。

【ワン・ツー】とは、

【1着に20000点プラス、2着に10000点プラス、3着に10000点マイナス、4着に20000点マイナス】

の意味です。
あなたは今回2着でしたので、10000点のウマが加算されます。

よって今回の場合は、素点がプラス5000点＋ウマがプラス10000点＝プラス15000点となり、最終収支は以下となります。

【点5】

の場合：1000点50円なので、50円x15＝750円の勝ち

【点ピン】

の場合：1000点100円なので、100円x15=1500円の勝ち
となるわけです。

最後に半荘が1局終わる毎に雀荘に

【場代】

を支払います。
場代は1半荘につき400円前後/人だと思ってください。

以上で1半荘の清算が終了となります。
(実際は

【オカ】

など、もっと細かくルールを定めている雀荘もありますが、とりあえず素点の計算方法とウマだけ知っていれば十分です。)
これを踏まえて、ここからが本題です。

あなたは雀荘にいくら持って行けば良いのでしょうか。
今回のケースを振り返ってみると、あなたは2着で、

【点5】でも【点ピン】でも1000円前後の勝ちとなりました。
しかし、あなたが万が一

【役満】

を振り込んでしまい、持ち点ゼロの4着となってしまった場合は、素点とウマを合わせてマイナス45000点となり、収支はこうなります。

【点5】

の場合：1000点50円なので、50円x45＝2250円の負け

【点ピン】

の場合：1000点100円なので、100円x45＝4500円の負け

いかがでしょうか。
あなたが何半荘麻雀をやりたいかにもよりますが、最低でも3半荘全てが4着でもなんとかなるくらいの資金は持って行きたいですよね。

つまり、【点5】のお店なら最低10000円、【点ピン】のお店なら最低20000円程度は持って行くと良いでしょう。

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第3章店員さんの説明を聞こう

フリー麻雀をしたい場合、電話予約などは一切必要ありません。
行きたい時間に雀荘に行き、

「フリーで来ました」

と言うだけです。
初めての場合、店員さんが掛け金のレートや場代、ルール説明を行ってくれます。

ここではレートはもちろんのこと、絶対にルール説明をきちんと聞いてください！
必ず、あなたの知らないその雀荘独自のルールがあります。

例えば、

【喰いタン有り/無し】

や

【誰かが60000点を超えた場合そこで対局終了】

など、ルール上知っておかなければならない情報を教えてくれます。
また、

【赤ドラは〇枚入っています】

や

【オーラスの親続行は自由です】

など、ゲームや知人とやっていた麻雀とは少なからず違う部分があるはずです。
後から、ルールは知らなかったでは済まされません。

どんなに麻雀が上手な人でも初めての雀荘ではルールを熟知することから始めます。
店員さんの説明で分からないことや他に気になったことがあれば、必ずその場で聞いてください。

説明が終わったら、ほとんどの雀荘で無料の会員証を作ります。
私が行った雀荘の8割くらいは、新規会員特典として、最初の10半荘程度の場代はサービスになりました。

他にも雀荘によっては、友達紹介特典や、来店ポイントなどのサービスがありましたよ。
会員証を作り終わったら、現金をチップコインに変えます。

トラブルにならないよう、客同士での現金の直接受け渡しは行いません。
全てここで交換したチップコインでやり取りをします。

10000円を渡して、チップコインと交換してもらいましょう。
ここまで終わったら、後は店員さんから卓に呼ばれるのを待ちましょう。

第4章マナー違反は厳禁

さて、いよいよ麻雀ができますよ。
ここで一番大事なポイントは、雀荘のマナーを守ることです。

代表的なマナー違反としては、

【三味線】
【先ツモ】
【舌打ち】
【強打】

などが挙げられます。

【三味線】

「全然ダメだわ」などと言いつつ、リーチしたりあがったりすること。

【先ツモ】

上家が牌を切る前にツモを行うこと、または盲牌をすること。

【舌打ち】

振り込んだり思い通りに行かなかった時に舌を鳴らす行為。

【強打】

必要以上に強い打牌を行う行為。

これらの行為は絶対に行ってはいけません！
セット麻雀とは違い、フリー麻雀の場合、周りは知らない人しかいないはずです。

ただし、それは他の3人から見ても同じこと。
自分が不快だと思う行為は相手も不快に思うということを覚えておいてください。

逆に、こうしてほしいなーと思うことは、こちらから率先して行えるとなお良いです。
例えば、難しい手牌で長考してしまうこと、よくありますよね。

何も言わずにじっと考えていると、

（早く切れよ）
（おせえよ)

と思われてしまいますが、長考前に一言、

「すみません」

と言うだけで、相手は納得してくれます。
少しの気遣いが相手にとっても自分にとっても良い環境作りの一歩となります。

しばらくすると、相手の方から話しかけてきてくれたりして、雑談ができるようになりますよ。

知らない人と麻雀を通じて仲良くなれる、まさにフリーの醍醐味ですよね。
こうなるためにも、マナー違反行為だけは行わないようにしてください。

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第5章帰ろうかなと思ったら

さて、何半荘か対局を繰り返し、そろそろ帰ろうかなと思った時。
そんな時は、必ず最後の半荘前に店員に、

「次ラストです」

と声掛けしてください。
いきなり

「これで終わります」

と言って終了してしまうのも、実は雀荘のマナー違反のひとつです。
先にも言いましたが、フリー麻雀は4人とも赤の他人同士です。

急にあなたが抜けてしまったら、残りの3人は新たに一人待たなければなりません。
そうならないためにも、店員に補充の必要性を伝えておく必要があるのです。

仮に補充がいなくて3人が待つことになったとしても、事前に抜けることを伝えてあれば問題ありませんよね。
最後は

「ありがとうございました」

と相手に伝えて席を立ちましょう。
終わったら店員に残ったチップコインを現金に戻してもらいます。

これで一通りの流れが終了となります。

第6章まとめ

今回は、初めて雀荘に行く方への基礎知識をお伝えしました。
ポイントをまとめると、

フリー麻雀とセット麻雀のどちらにするかで大きく異なる。
【セット麻雀の場合】かかる費用は場代のみ、ルールや掛け金は自由にできる。
【フリー麻雀の場合】ほぼ全ての雀荘がお金を賭けているので、レートに応じた所持金を持参する。
雀荘によってルールが異なり、店員が必ず教えてくれるので、分からないことがあればしっかりと確認する。
雀荘のマナーを順守する。
帰る時は、1つ前の半荘時に店員にその旨を伝えておく。

です。
いかがでしょうか。

まだまだ書き切れていないことが沢山ありますが、とりあえすここだけは押さえてほしいというポイントをお伝えしてみました。
この記事が少しでも、皆さんの雀荘のイメージをわかすお手伝いになれば幸いです。

ご購読ありがとうございました。

今回のお話「初めて雀荘へ行くアナタへ、雀荘のルール解説」の続き記事へ↓

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