有馬記念開門ダッシュ!

オンラインカジノはここから↓

 

 

早朝から繰り広げられる数々のドラマ

 

季節は寒風吹き荒れる年の瀬。
今年も運命の日がやってきた。

 

今、阪神競馬場の入場門前にいる。
現在時刻、朝5時50分。

 

公共交通機関では始発でも間に合わない。
今年も例年通り、一週間前に予約したタクシーで参上。

 

今日の日の出時刻は6時48分。
闇が明けるまで、まだ1時間以上もある。

 

そんな暗がりの中だが、すでに100名近くの熱いファンが列を成している。

 

 

皆様は西宮神社の十日戎をご存知だろうか。
午前6時の大太鼓と共に赤門が開き、一番福を授かるために全力で本殿を目指す参拝者たち。

 

後4時間程でここ阪神競馬場でも、十日戎に匹敵する開門ダッシュが繰り広げられる。

 

何のご利益、福もないのに…
ただ己の欲望のまま、疾走するのである。(笑)

 

毎年並んでいると、覚えたくもないのに他人の顔ぶれを覚えてしまう。
毎年同じメンバーが集う。

 

そう言う自分も相手から、同じように思われているのだろう。
どっちもどっち。

 

それにしても競馬ファンは、コアな客層が多い。
気温2℃。

 

時折吹き付ける寒風に、涙が出てくる。
そんな過酷な環境なのに、ジャージ1枚、裸足にサンダル姿のパンチ頭の男性。

 

開門まであと3時間半も、どうするんだ。
入場門1番前に陣取っている人。

 

スーツケースを2台も持参。ハワイにでも行くのだろうか。
ここは国際線ロビーではないことを、誰かが教えなければ…

 

最前列に目を向けてみる。
大きな黒い荷物が横たわる。

 

誰がどう見ても寝袋ではないのか。
師走のこの時期、氷点下の夜を寝袋で過ごすというチャレンジャー。

 

場所が場所なら職質を受けるところである。
隣の列に目をやると、若い女性が1人で並んでいる。

 

アクの強い男性の群れで、紅一点光輝く花、馬女(ウマジョ)である。しかし目立つ理由は他にもある。入念にカメラの手入れをしている。
そのカメラが一般レベルのそれではない。

 

まるで水道管だ。
火星辺りまで天体観測ができそうだ。

 

そのカメラが捉えるのは、やはり競走馬であろう。
鍛え抜かれた筋肉。

 

ピカピカに仕上がった肉体。
1点の曇りも感じさせない純粋な眼。

 

こんな魅力いっぱいの凛々しい競走馬と比べると、おそらく彼女にとって男は虫ケラ以下の扱いと思われるのか。
突然、列の横で軽くダッシュを繰り返す男が出現。

 

7色の蛍光色のスニーカー、スパッツに短パン、シャカシャカのTシャツにアンダーシャツ、帽子には

 

「99HONOLULU」

 

もう眺めていてお腹いっぱい。

 

皆、キャラが濃い。
受け入れることができるとすれば、南部杯の帽子をかぶっているお爺さん。

 

ここまでだろうか。
しかし南部杯は岩手競馬だ。

 

いったいいつ、どこでどうやって手に入れたのか…
ホントにコアな客層である。

 

しかし、そんな文句や指摘をしながらも、彼らを眺めて楽しむ自分がいる。
パドックより、こちらを見る方が面白い。

 

物見をする馬はこんな気持ちなのだろうか…
暗がりだった空が、いつの間にか明るく始めている。

 

 

友人がなかなか到着しない

 

ところで待ち合わせをしている友人が、なかなか到着しない。
G1ともなると一斉に入場させると皆が走って危険なため、約100人ごとに規制線で締め切って、間隔を空けて入場させる。

 

早くしないと…
LINEを続けざまに送る。

 

「時間がない!」
「早く来て!」

 

「今仁川着いた!」

 

しかし、ついにその時を迎える。
規制線が張られ始めた。

 

まずい!
入場者の区分けが行われる…

 

時間は6時50分。
いくらなんでも早すぎるだろ。

 

年々早まる入場規制の時間。
このわずか数分の差が、有馬記念開門ダッシュに参加できるか運命が決まってしまう。

 

その5分後に友人からLINE。

 

「締め切られた!」
「入らせてもらわれへん!」

 

間に合わなかった…
まるで箱根駅伝のタスキが途切れるように…

 

あぁ、無情…戸塚中継所。

 

「トイレ行くふりして、横から何事もなかったように来て!」

 

「分かった!」

 

その1分後、

 

「止められた!」

 

「今年ガード固い!」

 

おぉ…これから1人で2時間も待ち続けなければならないのか…
2人でいると話は盛りだくさん。

 

あっと言う間の時間なのだが…
この極寒の仁川で、あと2時間。

 

長い、長すぎる…
しかし耐えなければならない。

 

この試練の向こうに有馬記念が待っている。
開門ダッシュとは、何とも過酷なのだ。

 

じっと1人で耐え忍ぶ。

 

パチプロ&スロプロ育成プログラム年収500万の稼ぎ方・封印秒読み極秘情報

 

10月会員ジャッカル地方競馬

 

プロフェッショナル馬券投資法|回収率154%超の非常識な馬券術

 

 

いよいよ開門

 

1時間程、経過しただろうか。
係員から案内アナウンス。

 

「本日の開門時間を30分早めて、8時30分開門します!」

 

「オォー!」

 

歓声が上がる。
拍手が湧き起こる。

 

さらに列から動かないよう、係員からアナウンスが続く。
列を離れると最後尾にまで回らされてしまう。

 

毎年、納得のいかない人たちが警備員と揉めている。
もうトイレも行くことも出来ない。

 

大丈夫、あと1時間だ。
ただただ耐え忍ぶ…

 

8時15分。
入場門でチケットを受け取る係員の女性が入場門に入り始めた。

 

自然と皆が前へ前へと間隔を詰め始める。
列が急に短くなる。

 

隣の男性は入念な屈伸運動を始め、足首をほぐしだした。
その時は確実に迫ってきている。

 

8時20分。
入場門を閉ざしていた鉄格子が半分まで開く。

 

しかしすぐには入場できない。
何度か少しづつ鉄格子を開けていく。

 

じらしにじらされて、競馬ファンが次々と後ろから押してくる。
物凄い圧だ。

 

明らかに心拍数が上がってきているのが、自分でも分かる。
そして…

 

「開門〜っ!」

 

もうこうなると誰も止められない。

 

「危ないですから走らないでください!」
「走らずにゆっくりとお進みください!」

 

誰も聞いていないし、ほとんど歩いていない。
むしろゆっくり歩いていると、後続から次々とやってくるため危ないのである。

 

 

入場チケットを受け取る女性係員の表情が、とてもゆがんでいる。
皆が物凄い勢いで入場してくるからである。

 

その血気盛んなイノシシのような突進。
人間として見ていてくれるのだろうか…

 

「危ない!」

 

その声の方を見ると、左後方で男性が転倒!
極寒の師走の時期。

 

冷たいコンクリートにヘッドスライディング。
なんて痛々しい…

 

しかし申し訳ないが、先を急がなければならない。
ゴール板前の場所と暖かい屋内の席を確保するまで走り続ける。

 

かなり全力で走っているのだが、どこにでも異常に脚の早い人間はいる。
年配者も一生懸命走っている。

 

皆必至だ。
誰も譲らない。

 

性別や年齢に関係なく、皆が全力で目的地に向けて疾走している。
有馬記念が始まる前に、自分たちが有馬記念を走っているのである。(笑)

 

走り続けること40秒程だろうか。
約300m先のゴール板前の場所と、そこから少し離れた椅子を後から到着する友人の分と確保完了。

 

場所とりは原則認められていないため、あまり長時間確保することはできない。
すぐに他の友人達もかけつけてくれた。

 

「よかった…」

 

何とも言えない安堵感…
周りの競馬ファンも一様に同じような表情と、全力疾走を自身でねぎらうように身体を休める。

 

ようやくトイレにも行ける。
長く、そして楽しみな1日がスタートする。

 

結果はどうなるか分からないが、そんなことよりも楽しいことは盛りだくさんだ。

 

FREEWAY競馬投資法 実践マニュアル Ver.2.40

 

JRA-VAN NEXT データマイニング馬券術

 

ギャップ式 自動馬券ソフト「ギャップロ -GAPRO-」〜競馬業界激震!インフォギャップ管理人・赤星健一が3年の沈黙を破り競馬予想業界に殴りこみ!〜

 

 

 

オンラインカジノはここから↓

 

競馬の楽しみとは?

 

競馬の楽しみとは、何だろうか?
予想すること。

 

大金を儲けること。
競走馬を応援すること。

 

しかし競馬の楽しみは、やはりこの臨場感ではないだろうか。
それは皆が表現する人間模様が証明している。

 

その臨場感は自宅での観戦では、絶対に体験することができない。
特にこの日は有馬記念。

 

1年を締めくくるドリームレース。
この切羽詰まった緊張感。

 

もう後戻りのできない最後の日。
絶対に負けられない。

 

出遅れなど、もっての他。
だから人は走るのである。

 

夢とロマンを求めて。
有馬記念の朝には、数々のドラマが繰り広げられるのである。

 

ご購読ありがとうございました。

 

今回のお話「有馬記念開門ダッシュ!」の続き記事へ

 

 

サイト管理人のタカシです。

 

kindle電子書籍にて「毎月女性から貰い素人男子がヒモ生活をする方法」を執筆しました。
女性との出会い、口説き、お金を貰う方法、アフターケアまでの全てを網羅したkindle書籍です。
下記の画像をクリック↓

 

ハート虹

 

女性恐怖症の男性の方には無料レポート「女を知らずに死んでいく。そんなの嫌だ」をプレゼント中。
彼氏が欲しい、男子からモテたい、という女性には無料レポート「男に褒められ愛される5つの法則」をプレゼント中。
無料レポートは下記の公式LINEから友達追加して頂けると直ぐにご覧になれます!

 

公式LINE友達へ

LINEの友達追加はこのQRコードをスマホのカメラで読み取ってね!

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

私タカシが行っています恋愛コンサルティングサービスの案内ページです。
是非一度ご覧ください!

 

 

恋愛に悩むあなた必見!
彼氏が欲しい、モテるようになりたい、結婚するべきか悩んでいる、などなど
恋愛総合ポータルサイト「ラブラブクリニック」はこちらから↓

 

 

私タカシが運営するSNSです。
恋愛に関して役立つ情報を毎日投稿しています。
是非みなさん見に来てください!

 

Twitter恋愛

 

facebook恋愛
facebook美容

 

Instagram恋愛
Instagram美容
Instagramワンちゃん
Instagram副業

 

coconala恋愛

 

管理人タカシの出版書籍紹介

 

リンク↓からご確認できますのでよろしくお願いいたします!
「お金をかけずに一人で出来る!女性恐怖症を克服して暗黒時代を抜け出す方法」
Kindle本 499円
「これ1冊でマスター出来る!女性恐怖症の人の完全デートマニュアル」
Kindle本 499円
「女性恐怖症の人は必見!こんな女性に告白しろ」
Kindle本 499円
「詳しく解説!女性恐怖症の人のキスから初Hまでの流れ」
Kindle本 499円
「恋愛初心者向け!彼女との喧嘩や別れ話が出た時の対処法」
Kindle本 499円
「ナンパは一人でするのが一番!ストリートナンパ編」
Kindle本 499円
「一人ナンパで好みの女性をゲット!駅前やデパート編」
Kindle本 499円
「中年男子の不倫のすすめ!」
Kindle本 499円
「犬を飼う時に読んでおきたい本」
Kindle本 499円