競馬は勝ち方よりも負け方、マーチンゲール法で1日で130万円負けたお話

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競馬は勝ち方よりも負け方、マーチンゲール法で1日で130万円負けたお話

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競馬で勝ち続ける事の難しさ

競馬をやったことがある者、また、競馬をやっている人と関わったことがある者ならわかることがあります。

「先週は○○万勝った」

「日本ダービーで三連単的中した」

「有馬記念で万馬券を獲った」

基本的に馬券が当たった時、儲かった時の話しかしません。

競馬で勝ってる、儲かってる人の割合は５％程度だと言われています。

ラジオNIKKEIが2021年に調査した全国の競馬人口は約168万人です。

ことらを基準に考えますと、競馬で勝っている人は全国の8.4万人で20人に1人ということになります。

これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれですが、今まで出会った人が全員勝っていると考えるのは少々無理な話です。

「先週は○○万勝った」

先々週はどうなのか、先月ならどうか。

「日本ダービーで三連単的中した」

何点買いして、いくらプラスになっているのか。

「有馬記念で万馬券を獲った」

年トータルでプラスになっているのか。

別に三連単が当たったことや万馬券を獲ったことを言うなと言っている訳ではありません。

勝った話を信じるなと言っている訳でもありません。

ただ、競馬の美味しい面や楽しい面だけを見せて、あるいは見てでは、大きな失敗をしてしまうかもしれません。

マーチンゲール法で1日に130万円負けた話

ここからは、私の話をしましょう。

私は高校卒業後、すぐに就職し、21歳までにこれといった趣味もなく、生活していましたので、それなりに貯金が貯まっていました。

競馬を始めた理由は、簡潔にお伝えしますと出張中に暇な時間が多かったからです。

入口としてはありふれてものだと思います。

そこからは色々な予想を試して、勝ったり負けたりを繰り返していました。

オーソドックスに過去のレース成績から予想をしたり、分からないなりにパドックや調教を見たりもしました。

血統のこともよくわからなかったので、調べながら、この競馬場ならこの血統、この馬場なら、この血統を買う。

有識者からすれば、杜撰な血統理論。

レースを回顧して、前走不利を受けた馬を探して買う。

ネットでレース回顧やり方と調べて上位の記事を参考にして、毎日レースを見ていました。

その他もスピード指数にオッズ理論、騎手相性、色々と試しました。

少額で遊んでいましたが、トータルは負けていたと思います。

そんな中、こんな言葉にたどり着きました。

『マーチンゲール法』

ギャンブルをやっている人なら、知っている人が多数だと思いますが、1回毎に賭け金を倍にしていく手法です。

最初は100円を賭けて、負けたら200円、400円、800円と増やしていきます。

本来はルーレットの赤黒など、2分の１の確率で2倍になる賭け事で使われる手法ですが、競馬でも試すことができます。

ただ、勝率が2分の1ではない点や必ずしも払い戻しが2倍ではない点など、違いもあります。

しかし、自分の場合は、この2倍ではない点が大きくプラスに作用しました。

これを試した日に4万勝ち、そこから1か月足らずで140万プラスになりました。

運がよかったのです。

それと同時に競馬がギャンブルであることを忘れ、やれば、やった分だけ増える投資、そんな風に考えるようになりました。

そして、多少負けても増えた140万のうちには当たるだろうと、楽観的に考えていました。

ただ、人生とはそう甘くありません。

少額で始めた

『投資』

の損失が120万になった時、私の

『投資』

は

『ギャンブル』

に戻りました。

あと、20万で取り戻さなくてはいけない。

そんな希望は到底叶うことはなく、1日で130万負けることになりました。

数か月続いた勝ちは華々しく、友人にも話していましたが、それを1日で失ったことは話せずにいました。

話したら、負けたことを認めてしまったら、事実を受け入れることができませんでした。

数日にわたって勝ち続けてきた競馬、負けたのは1日でしたが、これまでのプラス分はなくなり、少額では満足できなくなるという後遺症だけが残りました。

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勝ち方よりも負け方が大切

この話でタイトルの意味はわかりましたか。

競馬は勝ち方よりも負け方です。

損切りを恐れないでください。

自分の予想に自信があるのなら、損切りして試行回数を増やしてください。

今回の話は私にとって、既に笑い話になっています。

しかし、この記事をここまで読んだあなたは笑い話にできていますか。

自分の失敗を事実だと受け入れられていますか。

もし、損失金を補うために派手な勝ち方にこだわっているのなら、更に大きな失敗をする前に事実を認め、負け方を覚えてください。

競馬の負け方のお話

ここからは、負けについて書いていきます。

私は競馬における負けは大きく二つに起因すると考えています。

１つは金銭的な負け

これは定額方式でも追い上げ方式でもあることですが、どちらかといえば後者の方によく起こります。

極端な話、資金が無限にあれば、競馬というよりも賭け事で負けることはなくなります。

今回の金銭的な負けというのは、いわゆるパンクと呼ばれるものです。

取り戻そうとして、賭け金を大きくし、自信の手もちを超えてしまうものです。

もう1つは精神的な負け

こちらも定額方式、追い上げ方式のどちらでも見られるものですが、前者の方が起こりやすいと思います。

中央競馬限定で年間それなりのレースを購入して定額方式で年間収支をプラスにするなら、穴狙いするほかありません。

「競馬は的中率より回収率だから、勝ちたいなら穴馬を買え！」

これを読んでいる皆さんも1度は聞いたことがあると思います。

これは間違っていませんが、見落としているものがあります。

それは、強い、あるいは展開の向くであろう穴馬をブレることなく、買い続けることができなければ、勝つことはできないということです。

そして、これがなかなか難しい。

減っていく資金をみながら、的中率の低い穴馬を買い続けるのは相当な精神力が必要です。

当たり前ですが、全員がそんな屈強な精神力を持っているなんてことはありません。

結果どうなるのか。

今日の負けだけでも取り返そうと目の前の人気馬を買ってしまい、外れ。

この時に穴馬の激走でもあれば、もう憤死ものです。

長くなりましたが、これが精神的な負けです。

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競馬はトータルで勝てばいい

競馬において、負けないことはありえません。

ただし、それは１R単位で見た時の話です。

1年間で、1か月で、あるいは1日での金銭的な負けを最小限にし、精神的な負けを減らすことはできます。

それは今からお伝えする5つのことを実践するだけです。

今すぐにできるものが３つ。

少し時間がかかるものが２つです。

まずは、すぐにできるものからお伝えしましょう。

1つ目は、負けを認めることです

上でも書いたと思いますが、負けを認めずに次に進むことはできません。

負けを認めて、現実を受け入れて次の勝ちに向かっていきましょう。

2つ目は、リスク管理をすることです

もうすでにやっていると思う人がほとんどだと思いますが、それでも上手くいかない人のためにお伝えします。

1日の予算を決めてください。

これは、PATに入金する額のことではありません。

PATに入金した額が底をついて、銀行から追加で入金する瞬間を腐るほど見てきました。

PATと連携している銀行には、その日の予算以上を入れないでください。

面倒くさいと思いますし、不便だとも思います。

しかし、大負けするよりはマシではありませんか。

これは3つ目に影響することですが、短い期間での失敗と成功にとらわれないことが大事なのだと私は思っています。

3つ目は、賭けの目的を決めてください

楽しみたい。

稼ぎたい。

なんでも構いませんが、一つだけ条件として期間は1か月以上にしてください。

年間収支プラスでも、1か月以内に万馬券を獲るでも構いません。

１R、２Rと負けが込んだ時に目的を思い出してください。

1年単位で見て、次のレースはそこまで重要なのか。

ずっと狙っていた馬が出場なら、今日一番の勝負レースなら、賭けるべきです。

ただ、惰性で人気だけを見て賭けるのはやめましょう。

現実逃避気味に予想していないレースを買うことをやめるだけで、どうしようもない負けは減ると思います。

4つ目は、知識をつけることです

これは、すぐにはできないことです。

自分の買い目に理由が持てる程度の知識やデータを持ちましょう。

1番人気だから買ったと1200mで川田騎手が乗る1番人気だから買ったでは、全く異なります。

これは精神面に大きく影響を与えます。

仮にそのレースが外れたとしても冷静に次のレースを考えることができます。

ただ、1番人気だから買った人は、おそらく次のレースも一番人気だからという理由で買うことになると思います。

5つ目は、自制心を持つことです

これができれば、2つ目のリスク管理は必要がなくなり、不便さも解消されるでしょう。

しかし、私はこれが一番難しいことだと思います。

これに関しては、ただコツコツと積み重ねていくしかありません。

競馬は勝ち方よりも負け方まとめ

私からは以上になります。

参考になった人もならなかった人もいると思いますが、これを機に自分の負け方を振り返り、笑い話にできる人がいることを期待しています。

そして、少しでも大きな負けをする人が減ることを願っています。

良き、競馬ライフを。

ご購読ありがとうございました。

今回のお話「?競馬は勝ち方よりも負け方、マーチンゲール法で1日で130万円負けたお話」の続き記事へ↓

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