未勝利戦攻略法、穴馬激走には理由がある！

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未勝利戦攻略法、穴馬激走には理由がある！

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「こんな変な馬、買えないよ～」
「何でこんなの、来るの～？」

未勝利戦でよく聞くフレーズです。
みなさん、競馬はどうしてもメインレースに力をいれてしまいますよね。

「新聞欄に予想コラムや調教、馬柱と情報が豊富」
「出走数が多く、データが多い」
「知っている馬が多いから、予想しやすい」

データが多い安心感・・・
人気馬がそれなりに結果を出すことが多いし。

反対にデータが少ないからと、未勝利戦は買わないって人も。

「数回しか走ってないから、何が来るか分からない」
「買っても当たる気がしないから、いつも午後から参戦」

これはもったいない！
未勝利戦は、

データが少ないからこそ、穴馬が隠れている。
未来のオープン馬と、一生勝てない馬が一緒に走っている。

基本的な攻略法さえ知っていれば、未勝利戦は宝の山！
これからはもう、未勝利戦を

「見る」

レースにすることはなくなります。

穴馬を見つけ出して、馬券を購入した時のワクワク感。
穴馬がゴール前で、激走する時のドキドキ感。

払戻金の案内で、その興奮は一気に最高潮！
この喜びを一度味わうと、あなたは未勝利戦を買わずにはいられない！

１．そもそも未勝利戦とは？

未勝利戦は新馬戦で負けた馬や、２歳にデビューが間に合わなかった馬が未勝利戦に出走します。
分類すると未勝利戦には、３つの種類とルールがあります。

①未勝利戦の種類

２歳未勝利戦
３歳未勝利戦（春）
３歳未勝利戦（夏）

②未勝利戦のルール

スリーアウト制

３回連続して着外（９着以下）だった場合、２ヵ月間は出走停止。

ワンアウト制

いわゆる

「タイムオーバー」

コースや距離によって異なりますが、勝ち馬から３～７秒離された場合に約２ヵ月間の出走停止。

優先出走権

地元開催（関東・関西）で掲示板に載った馬
未出走馬や、休養明けの馬

つまり、結果を残した馬や休んで鍛え直した馬は、優先出走させるということ。
弱肉強食の世界・・・

勝てない馬は引退か、地方競馬への移籍をせまられることになるんです。

未勝利戦の種類やルールはとっても大切。
人気馬の信頼度や、穴馬を見つける時に絶対必要ですよ。

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２．時期によって同じ未勝利戦でも、狙い方が異なる

開催される時期によって、未勝利戦の条件は異なります。
条件が異なるということは、必然的に狙い方も違ってきますよね。

①２歳未勝利戦

新馬戦が６月から開催され、年末までの半年間。
この時期は出走数の少ない馬がほとんど。

人気馬が馬群に沈んでいく姿を、むなしく見送る直線。
一方、２戦目で

「何でここまで変われるの？」

といった見事な一変ぶり。
もう訳が分からない！のが２歳未勝利戦です。

だからこそ、２歳未勝利戦は絶好の

『ねらい目』

例えば、血統で評価された馬が、過剰人気されるケースがあります。
父はケンタッキーダービー馬、母はフランスオークス馬だったりすると、圧倒的な人気に。

しかし、父の特徴が色濃く引き継いだ血統だったと、後で分かることは日常茶飯事。
そもそも欧州のタフな馬場で成功した馬や、米国のダートしか勝ったことのない馬。

日本での適正は未知数で、成功する保障もない。
これを良血というだけで買うには、怖すぎる・・・

２歳未勝利戦の狙い方は、

前評判（良血）だけで、人気を信用しない
米国血統は仕上がりが早く、２歳時期の短距離戦向き。
ノーザンファーム生産馬が得意なのは、直線の長い芝1600～2000ｍ（東京・阪神・京都）
前走大敗から条件替わりで出走してきた馬は、要チェック

前走大敗はダートだとパワー不足で不向き、小回りは向かなかったなどワケアリなことも。

②３歳未勝利戦（春）

１月から明け３歳となり、５月末までの期間。
この時期に未勝利戦を走っているということは、クラシック路線に乗れなかった馬たち。

能力が足りないのか、ケガや体質が弱くてデビューが遅れたのか、見極めが大切です。

能力の足りない馬は芝路線をあきらめ、ダートに転向してきます。
デビューが遅れた馬は、芝路線で初出走してきます。

３歳未勝利戦（春）の狙い方は、

芝で善戦してきた馬がダートへ出走してきた場合、ダートでは能力の違いから押し切れる。（ただ初めてのダートのため、揉まれない中～外枠が望ましい）
初出走を芝1600～2000ｍを選んでデビューした人気馬は、能力の違いで勝ち上がる。（特にノーザンファーム生産馬）
新馬戦で負けて放牧、休み明けで出走する馬

本当は早く勝ち上がって、今後のローテーションにゆとりを持って考えたい。
馬主・調教師共にそうなりたいところ、ケガでもないのに放牧させるには勇気がいります。

しっかり成長を促した方が、馬にとって良いと判断したからこそ。
そこにはその馬の能力の高さが伺えます。

③３歳未勝利戦（夏）

６月から９月第一週までの夏の時期。
一方で２歳新馬戦が、華やかにスタートする時期。

もう３歳の馬たちには、残された時間はごくわずか。
芝もダート、短距離も長距離も全部ダメ、逃げても差してもダメ。

もう勝てない馬がゴロゴロ、どんぐりの背比べです。
こんな時に人気になりがちなのが、４着→３着→３着という馬。

何となく安心感を求めて軸にしがちですが、これは大変危険。
なぜなら、これだけ走って能力を出し切ってようやくの掲示板なのだから・・・

典型的な例が、先行抜け出しでレース運びが上手で、そこそこのスタミナがある馬。
つまり勝ち切るだけの能力やキレが足りないからです。

３歳未勝利戦（夏）の狙い方は、

未出走馬（初デビュー）初出走を芝1600～2000ｍを選んでデビューした人気馬は、能力の違いで勝ち上がる。（特にノーザンファーム生産馬）
長期休養明けで出走数の少ない馬
ケガや体質の弱さからデビューが遅れたり、成長も見込んで放牧に出していた馬

能力の違いからいつまでも勝てない馬たちを相手に、大差勝ちすることもあります。

芝で善戦してきた馬がダートへ出走してきた場合、芝でキレ負けしていた部分をダートでカバーすることで勝ち上がりやすくなります。

３．一変する馬の見つけ方

「こんな馬、買えないよ」

レースが終わった後で新聞を眺めて、誰しもつぶやいてしまう言葉。
でも一変するサインが出ていたかもしれません。

それがもしも、レースが始まる前に分かっていたら？
外れることも多いですが競馬は

「的中率」

ではなく、最終的には

「回収率」

です。
その見つけ方とは・・・

調教で自己ベスト、または大幅に時計を詰めた

前走と同じ距離・コースで調教をした場合での時計短縮は、良化・調子が上がった証拠。
特に芝やダートの短距離戦は、結果に結びつきやすいです。

調教パターンを変えてきた

急にスタートから飛ばす、終い重点に調教パターンを変えてきた場合、脚質転換が予想できます。

格上の馬と併せる調教に変更してきた

力が違い過ぎる馬とは併せ調教になりませんし、逆に馬がダメージを受けてしまいます。
本格化の兆しや、厩舎としての期待の表れかも？

ダートから芝へ路線変更してきた良血馬

どう見ても芝血統のキレ味を信条とする馬のはずなのに、デビュー戦がダート1800ｍ。

脚元の弱さから調教師が負担のかかりにくいダートから使った可能性があります。
今なら芝で勝ち負けできると判断して、出走してきたと読むことができます。

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関東遠征の関西馬

もう格言として有名かもしれませんが、やはりわざわざ遠征するからには勝負気配濃厚です。
阪神で芝1600ｍのレースがあるのに、中山芝1600ｍに出走・・・

直線の長い末脚勝負ではなく、小回りでタフな馬場で先行力を活かしたい。
阪神ダート1800ｍがあるのに、東京ダート2100ｍに出走・・・

左回りの方がスムーズで、1800ｍより距離が欲しい、調子が良いので中京開催まで待てない。
関東のリーディング上位騎手が騎乗してくると、より勝ち負け必至です！

買える連闘馬、中１週の馬

「連闘だから勝負気配！」

ばかりでは、なかなか当たりません。
体調が良いから使うことが考えられますが、他にも理由があります。

例えば体重の軽い馬だと、直線に坂がない芝の小回りコースでしか勝ち負けは困難です。
小倉開幕週から開催が進んで、時計のかかる馬場になる前に何とか勝負したい！

そういった陣営の狙いが含まれています。

休み明けの馬は買い

もう昔のように休み明けは減点にはなりません。
外厩仕上げが全盛の今日、ノーザンファーム天栄やしがらきでたっぷり乗り込んできています。

厩舎に戻って馬なりの調教が多く、本数が少ないのは仕上がっている証拠。
そして２～３週間後のレースに使う休み明けこそ、絶好の買い時です。

むしろ２戦目以降はパフォーマンスが上がりづらいため、

「叩き２戦目」

は評価を落とす必要があります。

以上が未勝利戦攻略法になります。
是非参考にして頂き、今後の予想に活かして行ってください！

ご購読ありがとうございました。

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